【レポート】第2回まちのき作戦会議

【レポート】第2回まちのき作戦会議

8月11日の山の日、「第2回まちのき作戦会議」が開催されました!

参加者は、まちのき本部メンバー4名、まちのき組12名の計16名。夏真っ盛りの暑い中、マルセにお集まりいただいた皆さま、お疲れ様でした!今回の作戦会議ではまちのき山、まちのき工房の話を中心に話が進みました。

第2回まちのき作戦会議レジュメ
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1. まちのき山についての報告
2. まちのき工房について
3. つなかぐについて
4. 次回の作戦会議
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1. まちのき山についての報告
前回の作戦会議では、まちのき山に関して長期的な目で計画を立てること、活用のイメージをより具体化していくことが重要になりそうという見解が出されました。そこで、8月8日に山に詳しいまちのき組メンバーで、まちのき山の視察をしていただき、その報告からスタートしました。


【まちのき山に入った印象】
・木材となるヒノキを中心とした山である。
・ヒノキの山は土壌が固くなりがちだが、土壌がなだらかで柔らかく、歩きやすい。
・森林内部は藪が少ない。
・上程久保駅からバスが出ている。

【活用の準備】
・まずは出入りする道、機材を置く小屋、駐車スペースを整えたい。
・切り出した材木を運び出すための道筋を立てる。
・まちのき山の中をゾーニングする。エリアマップを作る。
・隣が明星大学のグラウンド。山を活用する部活を作り、その施設を使えないか。
・植生調査をする。
・一年くらいかけて整備するようなスケジュール感で動きたい。

「おそらく日野市唯一の人工林なので、とても希少!」というフレーズも飛び出し、前回鬱蒼とした森の外観を見て少々気落ちしたメンバーのテンションも上昇!この山を使って、みんなが楽しくなるような仕組みを作りたい…ではどんなことができるだろうかと、アイディアを出し合いました。

【まちのき山でやりたいこと】
・「床」を作って座ったり寝転んだり集まったりしたい。(例:森林ヨガ、キャンプ、コンサート、映画鑑賞)
・森の中のアクティビティ(例:スラックライン、木登り)
・しいたけ、山菜づくりなど、収穫して定期的なイベントを開催したい。
・キャンプするための水回り、トイレなどを作りたい。
・ナイトハイク、星の観測(本当に暗いところが都内にない)
・ハイキングコースとして整えたい。
・学校も交えていけるのでは(小学生も巻き込んで)。
・宿、畑を作りたい。自産自消の原体験。

いろいろなアイディアが広がり盛り上がりました!今後さらに、山の整備のステップ、山でやりたいことを具体化して、何から動いていけるかを話し合っていきます。



2. まちのき工房について
作戦会議が行われているマルセのこの場所を、まちのき工房とする計画について話し合いました。前回の会議では、必要ならばプロの手を借りて床や壁を整えること、そしてまちのき組の手で少しづつ工房を使いやすい形に仕上げていき、ワークショップや木工教室、オリジナル製品づくりを行える場を目指すという方向性が示されました。

今回の作戦会議では、工房を使ってそれぞれが作ってみたいものについて考えていく中で、まちのき山で切り出された間伐材を使うことや、日野のまちに置くベンチからつながりが生まれる可能性についてなどの意見が出される中、ホームセンターのDIYスペースと一線を画す「まちのきらしい」工房にするためにはどんなことが必要か?という課題が見えてきました。

そこで出されたのは、電機工具を使うのも楽しいけど、もっと基本的な手を使う道具の使い方を覚えられる工房はどうかというアイディア。本部メンバー大沼さんによる「“教える”を教えるワークショップ」によって、様々な工作ワークショップができる先生を育てるというアイディアもおもしろそうです。

次回以降、まずは試しにワークショップを開いてみたり、道具をこの場で使ってみたりする一方で、工房としての場を整える段取りや、どう使っていくかの仕組みづくりについて話し合っていきます。


3. つなかぐについて
日野まちのきのオリジナル商品を作る計画「つなかぐ」。まちのきらしくコミュニティを軸にしたコンセプトを練り、オリジナリティある形に落とし込んだ製品作りを目指します。今回は以下のような意見が出されました。

・商品にすべきかどうかも考えたい。継続していく仕組みとしての商品開発を。
・地域とのつながりを作る、居場所を作る家具。
・作ることを通じて人と人をつなげる。
・街中図書館。
・材木店で作ってるものって面白い。(杭、枠、塀の壁etc…)
・需要を探す、シーンを探すところから始めよう。
・まずは作業台を作ってそこで何かを作れば、場(コミュニティ)が生まれるのでは。
・あえての組み立てが面倒くさい家具(二人で作らないといけない)
・お題を決めて作る。その大会を開催し、作ったものを小学校やまちのき山に設置する。
・キット販売(自分たちで完成させる商品)
・注目される場所に置くと良いのでは?シンボルとして置ける場所を検討する。

家具を作るだけでなく、その過程で生まれるコミュニケーションをどうデザインしていくか、そしてその使用シーンとはどんなところにあるのかを詰めていく必要がありそうです。


4. 次回の作戦会議
第2回の作戦会議も、お茶やお菓子でリラックスした雰囲気の中で、だんだんとみなさんのアイディアがつながっていく空気が印象的でした!
次回のまちのき作戦会議は、以下の日時で開催します。ぜひ一度、まちのき作戦会議に遊びに来てください!

<第3回まちのき作戦会議>
日時:2019年9月22日(日)13:00〜15:00
場所:株式会社マルセ(日野市日野本町2-15-16)

まちのき本部 佐藤菜々子